二者択一スプレッド(AかBどちらかな?)
ふたつの選択肢に悩んでいるときに用いるスプレッドです。
カードは下記のように並べます。
二つの選択肢を頭に浮かべます。
選択肢を左右どちらに決めるかを決定します。
例えば会社を辞める方を右側、辞めない方を左側と決めます。
カードの配り方はA、B、C,D,E,F,Gの順に並べます。
並べかたの順序は変えてもかまいません。占者が明確にどこにどのカードがあるか意識していればいいだけです。
カードの説明は
A:現在の状況を示します
B:選択肢(左側)を選んだ場合の現状を示します。
C:選択肢(右側)を選んだ場合の現状を示します。
D:選択肢(左側)を選んだ場合、近未来がどうなるか。
E:選択肢(右側)を選んだ場合、近未来がどうなるか。
近未来とは三ケ月先迄を示します。
F:選択肢(左側)を選んだ時の結論
G:選択肢(右側)を選んだ時の結論
選択肢左、右、どちらにも良いカードがでて、選択に困る場合は、依頼者に選択してもらうよう持っていきましょう。
逆に両方とも悪いカードがでたら、依頼者に選択させてはいけません。この場合は(今はその時期じゃない)と選択そのものをやめるよう勧めるか、再度カードを引いて(今はその時期じゃありませんが、敢えて決めるとすれば・・・という感じで決めてください)
答えは依頼者が持っています。占いはその依頼者の答えを後押ししてあげるためのものです。依頼者の答えと違う答えを選べば、当たらない占い師のレッテルを貼られてしまいます。占いの結果よりも、依頼者の心の反応を重視することが大事なのです。
対面で占う場合は、依頼者から他の情報を聞き取り、依頼者はどちらの選択肢を望んでいるのか読みとる必要があります。この読み取りが占い師の良し悪しになるのです。
依頼者の心の中を読み取る方法はいろいろあります。
例えば今回の依頼が、今の仕事が辛く、辞めたいが、辞めていいかどうかの依頼だったとします。この場合、基本的に占いに頼ってきたということは、依頼者の心の中は(辞めたい)が勝っていると考えるのが普通です。ですからやめる側に寄り添った占い結果にするのが基本です。
しかしだからとって、辞める側に決めつけてはいけません。辞めない理由の何かが引っかかっているのですから、すぐ辞めず占いに頼って来たのです、ここは何故やめないか、あるいは辞められないかの理由を探りだせば結果を導きやすくなります。
辞められないる理由で一番多いのが金銭的な問題ですが、女性の場合多いのが人間関係の悩みです。その悩みを聞きだすことによって、カードの答えを解釈したらいいか見えてくるはずです。
心の中にたまっているストレスを誰かに吐き出すことで、実は悩みの大半は消えてしまうのです。消えると言うより、自覚することで、悩みが知識として客観的に見られるようになるのです。
こうなればもう、どの選択肢を選ぼうと、依頼者は(当たる占い師)だと思ってくれます。
依頼者はもう自分なりの答えを持っています。
その答えを後押ししてあげることと、胸の中にたまっているストレスを吐き出させてあげることが占い師の本文なのです。