6枚引き(物事の深層)
6枚引きスプレッド
(物事の表と裏、深い部分まで知りたいときに使う)
展開のしかた
カードをシャッフルしたら、1~6まで次のようにカードを展開します。
カードの意味は次のようになります
1 過去
2 現在
3 未来
4 原因
5 過程
6 結果
解釈のポイント
縦割りにすると、上下2枚のセットで
左から右へ、過去、現在、未来の流れを
さらには、原因、過程、結果、という読み方ができます。
過去からの流れが存在する質問であれば前者
全く新しい試みや未来の予定、抽象的な質問を占う場合は後者と
質問に合わせて読み方を変えてみるとよいでしょう。
横割りにすると、上の3枚が表層、つまり、目に見える部分。
下の3枚は深層、目に見えない、表には出てこない根っこの部分。
そういう意味では深層は、目には見えない原因とか、隠れた真相、人の深層心理や潜在意識も表すことがあります。
構成としては、スリーカードを表層と深層で、2段に重ねてみたと考えてもよいでしょう
また、上の3枚(表層のカード)は、下に向かって“体重”をかけます。
ネガティブなカードなら、プレッシャーとなり、ポジティブなカードなら良い影響を与えるというふうに読めますね。
それに対し、下の3枚(深層のカード)は、上を支える役割
または「おもし」の役割もします。
基礎とも読めますし、支持、サポートとも読めますが、ネガティブなカードなら、足かせになりえます。
このように、ただ単に過去・現在・未来、そして表と裏、のように読むだけではなく、上から下、下から上、の、“重力”を意識した影響も読んでいくことで、深いリーディングができます。
そして、この、左から右への時間の流れ、そして表と裏、さらに上下の影響のしかたは、伝統的なグラン・タブローのリーディングにつながる、重要なテクニックでもあります。