ケルト十字展開法の解説

ケルト十字展開法の解説

並べ方

 

 

『ケルト十字展開法』は、クライエントが混乱しており、問題の核心が定まらない時便利な占い法です。

クライエントが問題の核心を絞っている場合は、このスプレッドはあまり使わない方がいいでしょう。
解釈が散漫になってしまうからです。

質問の内容にもよりますが、このスプレッドに現れる未来(占える期間)は半年~1年くらいが目安です。

カードの並べ方は基本(一枚目~10枚目)の順に並べますが、特にこだわる必要はありません。ただあまり上から順番に並べていくと、クライアントに対するパフォーマンスが薄れますから、できれば基本の並べかたに準じたほうがいいかしれません。

中央に質問のコアを重ね、十字を切るよう(アーメンのポーズ)にカードを並べ、最後に下から積み重ねるように配置するこの方法が、ビジュアル的には効果があります。

一枚目 現在の状況
今現在、その人がどのような状況におかれているかを示します。

二枚目 原因・妨害
その人が抱えている具体的な問題点と問題の原因が示されます。

三枚目 顕在意識
今現在、本人が何を思い、どう考えているかを示します。

四枚目 潜在意識
心の奥底での考えや気持ちが示されます。
潜在意識下の心理ですから、本人は無自覚な場合が多いです。
思っていないと言っても、これが本音になります。

五枚目 過去
過去の状況が示されます。今の悩みが過去の(このような)ことが原因であなたはこう思うようになってしまった。
深層心理と絡み合わせて解釈すると効果的です。

六枚目 近未来
これから1~3ヶ月後の近未来が示されます。
(1年など長スパンの鑑定時は今後半年間と考えて良いです)
今のまま何も変えず、このままの流れに身を任せるとどうなるか、を伝えます。
ここで敢えて、悪い事を述べると、その対策も話せますから、凶性はここで述べます。
勿論、悪い事がなえればそのまま伝えればいいだけです。

七枚目 本人(質問者)の立場
本人の置かれている現状、価値観、思い込み、態度などが反映されます。
解釈の要は、ここに出るのは本人評価ではなく、タロットがジャッジした啓示だということ。

 

八枚目 周囲環境
周辺環境がどうだから、あなたは動きにくい
周囲の人の評価や周りの人のの気持ち。
助けてくれる人はいるかどうか。
ここで本人を諫めるようなアドバイスをするとクライアントは聞き入れやすいです。
カードの啓示、すなわち第三者評価になります。

九枚目 願望
本人の願望や恐れていること。
問題解決の見込みや可能性(希望)が示されます。
ここを参照することで何に取り組めば良い方向に事が動くか具体的行動が見えてきます。

 

 

十枚目 結論
最終的な可否、未来。タロットからの総合アドバイスと捉えても良いでしょう。
ここまで占ってくれば、質問者がどのような答えを望んでいるのかわかってくるはずです。
その願望を元にした、占い結果を伝えればいいわけです

 

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