自分と他人を占う時の相違点
自分占いは本当に出来るのか?
ルノルマンカードの特徴は自分を占うことが出来る点です。タロット占いは本来自分は占いません。占わないというより占えないのです。
勿論占うことはできますが、精度が格段に落ちます。これはタロット占いが、占い師の内面が色濃く出てしまうからです。ですから自分を占うと、どうしても自分に都合のいい占い結果を出してしまいます。
自分占いは、タロット占いの熟練者が出来る技であり、初心者には本来向かない占術なのです。
その点ルノルマンは、カードの意味がカードそれ自体から色濃く出ていますから、解釈の誤訳があまりでにくくなります。本来はルノルマンであっても一人占いはしないほうがいいのですが、ある程度カードの解釈に慣れてくると、客観性も出てきて、占いの精度も上がってきます。
ルノルマンは、占いに慣れて来れば来るほど、自分をも占える強力なアイテムになります。
自分占いと他者を占う時の相違点
基本的に相違点はありません。自分であろうと、他者であろうと、カードの意味を正確に読み解けば、なんら変わりはありません。
ただ、自分を占う時と、他者を占う時に注意したほうがいい項目はあります。それを以下列記していきます。
1 自分を占う時は何度も占わない
他者を占う時もあまり何度も占ってはいけませんが、自分占いの時は絶対だめです。何度もすれば、結局自分の思っているところに答えを誘導してしまうからです。
他者を占うの場合は、実は他者がどんな答えを期待しているのか、その答えをある程度予想し、それに基づいた答えをだしますから、まったく方向性が違ったと思えたら、相手に「リセット」を促す意味で、再鑑定する方法はよく使われる手です。
しかし自分占いは、ある程度自分の意見を包みかくして、カードそのもののの解釈をしなければ、自分占いをしている意味がありません。ですから一つの質問で占いは必ず一つ。これが絶対的に守らなければいけません。
占者が占いを信じないで、何度も占っていては、それこそルノルマンの神の祟りにあうやもしれません。
2 近しい人を占わない
これは近しい人が占えないという意味ではありません。自分占の時に限っては、近しい人を占ってはいけないという意味です。
たとえば、あなたとあなたの御主人との仲が悪くなり、主人との仲がどうなるかを占う場合、あなたがどうなるかではなく、御主人と、あなたの関係性はどうなるかと、常に占う相手を自分以外にする必要があるということです。
この場合ですと、質問者をあなたの御主人と仮定し、占術を行いなさいという意味です。
常に占う依頼者は、自分以外の人に置き換える必要があるということです。
これは、自分占いは、あくまでもあなたを中心とした、物理的な事象を占う占術ですから、人の感情に関した占いは、自分ではなく、相手側を占いの依頼者に見立てて占う必要があるということです。
旦那さんとの仲がどうなのか、子供との仲、両親、友人・・・これらの占いを自分占いでする時は、依頼者があなたではなく、あなたが関係性を知りたい相手からの依頼だと置き換えて占うと、より精度が高まるということです。
ルノルマンに限らず占いは、極力自分占いは避けた方がいいです。占いたい場合は物理的占いに限定し、精神的占いは、極力第三者に置き換えて占うことを推奨します。
自分占いは占いにくい。でもその中でも、ルノルマンを用いた占いは比較的高い精度の占い結果が求められる。と、こんな前置きを頭の中に知識として持っておくことをお勧めします。
3 占い日記をつける
自分占いを毎日してみます。一枚引きで無く、出来たら三枚引きの方がカードの読み方も練習でき、いいのですが、少し邪魔臭いかもしれないので、最初は一枚引き、慣れたら二枚引きで、とにかく自分を占い、その結果を日記につけておくのです。当然解釈の意味、そして現実に起きたことが対比してわかるようにつけておきます。
こうすることにより、このカードが出た時の具体的な意味はこんなことが起きるのかと自分で実証ができるからです。
この方法は誰か占いの師匠さんにつくよりはるかに有意義な結果が残せますよ。
師匠といえば、ルノルマンに限らず、タロットの学習は独学で十分できます。
ルノルマンノ学習についていえば、私のお勧め本はこの本です。
この本さえあれば、とりあえずルノルマンの勉強は独学で十分できます
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