グランタブロー（36枚全てを使用）
グランタブロー（36枚全てを使用）
ルノルマンの中で最高峰と位置付けられている占い方です。グランタブローにはキーカードを使った方法と全てを使用した方法とがあります。
全て使う方法は九列×四段に並べ、キーカードがどの位置にあるか、周囲にどのようなカードがあるかで読み解いていきます。
また、八列×四段に並べて、余ったカードを一番下の中央に配置するというやり方もあります。
グランタブローには決まった取り決めがあるようで、実はありません。占者のオリジナリティーに任されている部分が大きいので、どの参考資料にも明確に記載された資料はありません。
資料が無いからわかりにくい占い方法ではなく、占い方が占者の自由裁量に任された部分が多いから明確な方法が記載されていないと考えた方がいいでしょう。
つまり、この占い方法はタロットを極めた占者が、自分の占い技量を披露するための大きな舞台だってことです。舞台が大掛かりですから、覚えることも必然多くなってきます。
グランタブローを読む時のポイント
１：何について占うのかハッキリさせておく
グランタブローは何でも占えてしまうので、相談内容を明確にしないとどこからリーディングすればいいのか分からなくなってしまいます。
なので、シャッフルする前に必ず、何について占うのかハッキリさせ、どのカードがキーカードなのか把握しておきましょう。
２：リーディングスタイルを決めておく
グランタブローは、36枚のカード全てをリーディングするものではありません。
基本的に、キーカードと周辺のカードを読み解いていきます。
なので、事前にキーワードと周辺のカードは、どの程度までリーディングするのか、スタイルを決めておくことが大切です。
・キーカードを中心に9枚引き読みスタイル
・キーカードを中心に十字
３：カードの時間軸は、左が「過去」、右が「未来」
タロットと同様で時間軸については、これが基本的な捉え方です。
左から右へ時間が流れていると捉えてもらえばOK。
４：あなた（淑女または紳士）の上段下段にあるカードを見る
あなた（淑女または紳士）の上段下段にあるカードは、自分のコントロールの可・不可を表しています。
上段→コントロールするのが苦手あるいは出来ないもの
下段→コントロールするのが得意あるいは出来るもの
５：あなた（淑女または紳士）の背中のカードを見る
背中にあるカードは、背負っているものを表します。
背負うもの＝任務・責任・重要なものなど
６：四隅のカードからアドバイスを導き出す
四隅のカードは、総合的なアドバイスを表しています。
今の自分に重要な要素として捉えると分かりやすいと思います。
⬇️以下より人間関係、特に恋愛関係を見る時のポイントです⬇️
７：紳士・淑女の顔の向きを見る
紳士・淑女のカードのみ逆位置を採用し、それぞれの顔の向きから恋愛状況を判断する方法があります。
・紳士・淑女の顔の向きがお互いに見合わせている場合、思いが通じ合っている状態。
・それぞれが別の方向を向いている場合、お互いに関心が別に向いている状態（視線の先のカードから何に関心があるのかを読み取みとれる）
・どちらかのカードがもう片方を見ている場合、片思いまたは一方通行状態。
８：紳士・淑女の距離を見る
お互いの距離が近ければ近いほど関係性が良好だということを表しています。
ただし、６の視線も考慮することを忘れずに。距離が近くてもお互いに背中を向き合っていたら、
・ちょっと意地を張っている状態
・素直になれない状態
・今の状態に安心しきってコミュニケーションが足りない状態 など
距離と視線を上手く組み合わせてリーディングするとより細かい状況を判別することが出来ます。
